パリコレ見聞録2nd 10/10(6日目)

一日買い物の日
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展示会もショーももう予定は無し。
一日買い物やショップ巡りをする日になった。

まず12日以降に南仏へ行くためのTGVチケットを購入。
その後ぷりまさんたちとパレロワイヤルで待ち合わせ、ルーブル美術館の本屋へ行く。
様々なファッションの本が売っていて、どれも目移りする。
ギャルソン、ヨウジなどの和書も置いてあるが、やはり高価。
日本で買うより洋書を安く買えるだろうと、フセインチャラヤンの本を購入。

ところが39ユーロ。約5500円。
amazonで4000円じゃないか…。しくじった。

そしてマルジェラへ。
マルジェラは日本では高いので買う気が起きないのと、メンズではあまりにベーシックなデザインが多いので、食指が動かなかった。
ところが1点気に入ったデザインを発見。
試着してみたら、予想外に似合う。

ここでブランドバリューに屈服。156ユーロ(免税で2万円)
マルジェラでなければ2万も出さない。

その後ショップ巡りをしながらパレロワイヤルの広場へ行くと、中庭に面するウインドウにクリスチャンディオールのアーカイヴが展示されていた。
 

YSLが手がけていたのから、マルク・ボアンやガリアーノのクチュール作品。それに加えエディスリマンのメンズ作品までがディスプレイされている。
日光の当たるウィンドウなのに、日焼けを気にしないのだろうか?

その後もショップ巡りを続けて一日が終る。

さて、これでファッションに関わる分はみんな書き終えた。

ところで今回ファッションショーは3つ観たのだが、どれもさらっと感想を書いた。
読者からも指摘を頂いたのだが、その理由をここに書く。

まず今回ファッションショーを観て一番強く感じたのは、ファッションショーの感想というのは非常に難しいということだ。

V&Rのように、演出が面白いショーがあればいい。
ジュンヤワタナベのように、毎回新しい世界を切り拓いてくれるコレクションならいい。
そこに感動があるからだ。
その感動は、その特筆すべき理由が見つけやすいし、自分の語彙を駆使して表現したくなる。

しかしそうでない場合、非常に感想を書きにくいのだ。
いいんじゃない?。イマイチ。好みだ。苦手だ。そういう概論や感情論で語るほど稚拙なことはない。
しかし、それは最も正しい感想でもあるのだ。

今回見たショーには、残念ながら感動は無かった。
ゆえに当たり障りの無い、外側をなぞるような感想しか書けなかった。
トレンドには興味が無いし、それを書いたところでやはり外側をなぞる行為でしかない。

あえてここで、改めて率直な感想を書いてみようと思う。
【sophia kokosalaki】
ブランド名だけは知っていたものの、過去のコレクションをしらないため、どういうデザインをしてたのかはわからない。
しかし今回のコレクションを見る限りでは、目新しいデザインをするブランドではなく、エレガントでフェミニンな服作りなのだろう。
着て楽しい服というよりも、high fashion誌などのフォトシューティングでエレガントに撮れそうな服である。

【cher MICHEL KLEIN】
簡単に言えば「おめかしして、女の子がパーティに着ていく服」という感じ。
ただ、それだけ。

【ZUCCa】
このブランドは、もうテイストが決まりきっているブランドである。
味のある色使い(ハデとは言わない)。
軽く風をはらむ、ゆるい服。
洗いをかけてよれた風合い。
いつでもそういう服なのである。
そして私はこういう服は、好きだ。

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