10/7 17:30 CHER MICHEL KLEIN ショー
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毎日本当に10km以上歩いているので、夜はさっさと眠くなる。
おかげで早寝早起き、運動もしてと、健康的な生活。
ただ、渡仏前に傷めた腰痛が治らない。
外は今日も寒く、厚手のスウェットを着用する。
街はみなコート姿である。
11時にぷりまさん、やこさんとデパートで合流する予定になっていたので、それまでに所用を済ますことにした。
途中H&Mへ立ち寄り、リサーチ。(H&Mとは?)
確かに安い。
ユニクロ価格に近い値段である。そしてしっかりシャレている。
コート 79ユーロ
シャツ 29ユーロ
ジーンズ 49ユーロ
カットソー 9ユーロ
為替相場の兼ね合いもあるが、現地人としてはこれに100円を掛けた程度の値ごろ感である。
しかし、予想通りに低品質。
ジャージー生地は洗ったら斜行しそうだし、裁断の後もアメリカンTシャツみたいに荒い。
(参考記事・縫い目←ここでのラガーシャツ程度の縫製レベル)
日本には中々進出して来ず、いつかいつかと待ち構えているファンも多いだろう。
ユニクロでベーシックを堅め、H&Mで彩りを加えるというのは、チープファッションにはもってこいの組み合わせになりえるのではないか?
しかし!! 世界一、品質要求水準の高いニッポンである。
この低品質に、どこまで目を瞑れるかが大きなカギを握ると思われる。
そしてパリのJCBプラザでTGV(高速鉄道)の予約をしに行く。
キレイな日本人の女性が3名応対している。
待合室には様々な役立ち情報や、日本の新聞までおいてある。
驚いたのが当日分の日本の新聞まであること。
あるいは毎日ここに通いたくなる気も、起きようというものだ。
パリ~エクスアンプロヴァンスとエクスアンプロヴァンス~空港までのTGVのチケットを予約してもらう。
72.2ユーロ(≒1万円)×2枚。
800キロ離れた距離を3時間で移動する。
ここでは予約してもらうだけで、後に1キロくらい離れた旅行代理店で受け取る仕組み。
横で応対してもらっていたのが、いわゆるオカマの男性(かつ肥満)でびっくりした。
「パリも来るたびに悪くなっていくわねぇ」
「はぁ、そうなんですか」(以下全て適当な相槌)
「おとといタクシーに乗ったらたったこれだけの距離なのに、こんなにとられたわよ!」
「そうなんですかぁ」
「こんだけ払うんだったら、パリの端から、、、端まで行けるわよ!!」(ジェスチャー付き)
「そうですねぇ」
一体何の用事でここに訪れているんだこのオカマは?
こっちでチケット取って貰っている間中、用件の話なんか一切聞こえなかったぞ。
きっと日本語で話せて、日本より不便だと思った文化とかに同意を求めたかっただけなのだろう。
「おいデブ、帰れよ」
そう言ってやりたかったですわ。
そしてプランタンデパートで二人と合流。
ここにはパリでの高島屋カードのようなものがあり、それを持っている人と同行して買うと、免税12%+その場で5%分のキャッシュバックがあるという。
そしてサボテンさんが持っているそうなので、この場で欲しいものを選び、後日一緒に買いに来ようという話だ。
クリエイターコーナーでラングのデニムを発見。
ワンウォッシュのブーツカットデニムが、わずか125ユーロ(≒17500円)と安く買える。なおかつ他にも買って175ユーロ以上になれば17%安くなるというのだから!!
かつて最も好きだったシルエットのラングジーンズで、しかも最終シーズン。
これを逃すともう買えない恐れのあるラングなので、買わねばならない!!と購入候補にリストアップ。
カジュアルのフロアに移ると、そこでも気に入った商品を発見。
HOMECOREという聞いたことないブランドだが、スウェット生地で仕立てたカジュアルジャケットが150ユーロ(≒21000円)
裏が起毛してあり、インナーによっては繊維が付着するので、悩む。(そして後日買う)
そしてギャラリーラファイエットデパートへ。
ここはレディースモードに相当力を入れている様子だ。
有力クリエイターの服が沢山入っている。
そんな中でC.neeonの服を発見!!
やこさんも気に入り、3着試着し、2着を買っていた。
店員と話しながら、前日に撮ったデザイナーと写っている写真を見せ「このデザイナーと僕らは友達なんだ」とアピール。
店員も喜んで、C.neeonのカタログを出してきて、やこさんにあげていた。
ついでも私も、カタログを3部失敬。
「これ着て、明日またC.neeonに会いに行こう。そしてカタログにサインしてもらおう」となる。
ところでC.neeonだが、デザインは素晴らしい。
ただ、もっと品質が良ければ文句無いんだがなぁ。
そして私はチャラヤン(セカンドラインの方)のルーズフィットなノースリーブロールネックトップスを購入。175ユーロ。
左がチャラヤン、右がHOMECORE
ちなみに175ユーロ以上買えば免税になると聞いていたので、チャラヤンを買って日本人係員のところへ免税手続きに行くと「175ユーロ丁度ではダメです」というとんでもない答。
ニホンゴダイジョブデスカ??
「以上」って言葉はその金額を含むはずですが!?
とはいえ、そういうことなら仕方ない。ムダにウェットティッシュを買って175ユーロを超えるようにしました。
ところで、パリでのブティックの特徴として、ハンガーラックに隙間無くギュウギュウに服を吊るしている。
「とにかく並べられるだけ店店頭に出してあります! どうぞひとつひとつお望みの服を捜索していって下さい!!」という感じ。
そして何の規則性もない陳列。
全くもってVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)がなっていない。
見苦しい限りだ。
そして高級ブランド品は防犯タグだけでなく、ラックにケーブルで繋がれており、店員に一つ一つ外してもらわないと手元に広げて見られない。
パリにはパリの陳列方法があるのだろうが、私としては不便極まりなく思える。
その後路面店をいくつも見てからCher MICHEL KLEINのショー会場、インターコンチネンタルホテルへ。
Cherの意味は英語のDearと同義という。→意味
準備中。
開始前。
一時間遅れで開始。
ハイウエストの多い。端正なお嬢様のための、お洋服。
ほとんどが白と黒である。
BGMは、ボサノバやラテンミュージックのくつろいだ感じ。
終了後会場とバックステージに侵入。
インタビューを受けるデザイナー。
こちらの記事でも紹介されているが、お客さんには発売予定の香水が配布された。
MICHEL KLEINといえば日本ではイトキンが展開するMDブランドのイメージだが、コレクションも展開しているとは知らなかった。
イトキンがやる以外におそらく日本では取り扱わないので、一般日本人バイヤーが入らなかったのだろう。
日本人の客は希少だった。
ショーのパンフレットを手に入れた。
数ページの冊子になっており、ショーの47着の説明とスタッフクレジットが記載されている。
ショー終了後はサボテンさんと落ち合い、彼女の働いていたギャスパーユルケヴィッチのアトリエへお邪魔した。
(昨年はバイヤーさんと一緒にこのアトリエにお邪魔した)
ここで今期の作品とショーのビデオを見せていただく。
メンズはカジュアルに着られる服が多く、価格さえ折り合いがつけば欲しい服もあった。
現在のユーロ高の影響で、相変わらずユーロ圏からのインポート服は高値止まりだから。
フランスで生活してみるに、1ユーロ=100円が妥当な感覚。
あと4割は下げて欲しい。
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