Guild of Crafts~靴作りVol.1-1~

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Guild of Craftsのプライマリーコース(全4回)第1日目。
午前10時に開始し、午後5時に終了の予定である。

今日は中底加工と吊りこみ作業を行う。

講座をはじめるにあたり、
ライニング(内張り)が縫い付けてあるアッパーと、
インソール(中底)が貼り付けてあるラスト(木型)が
準備されていた。

アッパーは、去年開催された
説明会のときに自分で選んだデザインで、
ラストは、そのときにフィッティングして決めたものが
使われている。

ちなみにアッパーは以下の通り。


(画像をクリックすると拡大します。以下同様)

右がアッパー。左の大きなものが月型芯、小さなものが先芯。
アッパーの中央にはメダリオン(飾り穴)がついていて可愛い。
(画像をクリックすると拡大します)

まず、インソールにすくい穴をあける作業(中底加工)。
通常は、ウェルトを縫い付ける際に、インソール、ライニング、
アッパー、ウェルトにひとつひとつ穴をあけるのであるが、
素人には無理なので、先に、インソールにすくい穴をあける。
インソールにはすくい穴をあける場所(土手)に、予めペンで
1センチ間隔で目印がつけてある。
そこに、すくい針(すくい穴をあけるための針)を突き刺し、
インソールの周囲に引いてある銀の目印から
すくい針の先を出す。

下の画像は、すくい針をインソールの土手に刺している写真。
クリックして表示される大きな画像だと、
1センチ間隔の目印とインソールの周囲にある銀の目印を
確認できるだろう。

この作業、説明だと
目印の入り口から出口に針を通せばよいため
簡単に感じるが、革が硬くて、
手のひらの中央にアザのようなへこみ
できるほど強くすくい針を押し込まないといけないので、
えらく大変であった。
しかも、すくい針を出す位置を正確に銀の目印の場所から
出す感覚がなかなかつかめず大変なのである。

ようするに、とにかく大変なのだ。

最後の方、革が硬くてすくい針がなかなか革を通らず、
講師に頼んで、数針やってもらってしまったのだが、
その正確さと、すばやさが全然違い、
数箇所だけすばらしいデキとなってしまった。

次に、吊りこみをやったのだが、
記事が長くなりすぎたので、次回に続く・・・。

Guild of Crafts~靴作りVol.1-2~

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