(フランスに行っているので、予約投稿しています)
オシャレにおいていつも取り沙汰される個性ですが、個性ってのはそんな大上段に構えて発揮するものなんでしょうか?
個人のクセや好みというか、そういう特徴が積み重なっていって個性になると思うんです。
平均から大きく外れているから個性的というんじゃない。
(もちろん慣用的にそういう使い方はしますけど)
例えば喋り方だとか筆跡。
誰もが当たり前に身につけているスキルですが、必ずその人の特徴が表れて来ますよね。
個性ってそういうものじゃないですか?
こうやって文章を書く行為だって、文体を見ればその人らしい文章になっている。
目立つ文章を書こうと思わずとも、個性というのは滲み出てきます。
しかし、例えば私は絵を描けませんが、それでも私が絵を描いた場合、表現技術が安定していませんから、私の個性というのはノイズにまみれて発揮できないと思います。
ファッションにおいても同じことで、オシャレに馴れていないうちはノイズまみれで個性が見えてきませんが、オシャレを続けていればノイズが取り払われ自然と個性が表れて来ます。
ファッションの系統を変えるというのは、作家で言えば作風を変えるということだけで、個性というのはやはりそこに存在しているのだと思います。
抽象画を描こうが具象画を描こうが、ピカソはピカソである。
ロックを歌おうがポップスを歌おうが、稲葉浩志は稲葉浩志である。
そういう感じ。
しかし雑誌を参考にするということを続けていると、~風の作品を目指すというようになって、個性の表現にマスキングしてしまうことになります。
雑誌や人の着こなしは、あくまでお手本やボキャブラリー(表現手法)の蓄積として利用するものです。
自分の好みが生まれてきたら、感性が磨かれてきた証拠。
段々自分の好きなものを選んで、好ましいようにコーディネートして着ていけば、個性のあるファッションというのは、自然に出来上がってくるはずだと、私は思っています。
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オシャレなインテリアやプレゼントに使えるかと。
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