コスメティック・ラベル(三木勘也)に期待

2002年にアントワープ王立アカデミーを主席で卒業した三木勘也が、KOSMETIQUE LABEL-コスメティック・ラベル-というブランド名でデビューしていた。
(参考記事→asahi.com)

在学時代から彼の才能は際立っていて、同期の福薗英貴、岡部雄輔と共に大きな期待をしていた。
ご存知の通り、福薗英貴は2004-05A/WにWHEREABOUTS-ウェアラバウツ-で東コレデビューしていて、日本人デザイナーには少ない、奇をてらわない端正な服作りで好評を博している。
一方、三木勘也はこちらのデータによると2004年の11月にコスメティック・ラベルを設立しているようだ。
主席で卒業というだけあって、卒業コレクションが素晴らしかったため、早々のデビューを期待していたのだがこの朗報である。

手元のファッション雑誌バックナンバーに、彼のアントワープ時代のコレクション写真があったので、それをここで紹介させていただく。


3年次制作
アントワープの3年次は民族衣装をテーマにする。
三木勘也のテーマは中国のミャオ族。

三木勘也
三木勘也

4年次卒業制作
テーマはFar East Redemption。極東の贖罪とでも訳せばいいのだろうか?

三木勘也

またこちらのサイトでもこの年度の卒業制作を見ることが出来る。(Show→4、で出てくる)

上記のサイトでは福薗英貴、岡部雄輔の卒業制作を見ることができるが、3年次の作品は見れない。
折角なので彼らの3年次の作品も紹介する。
福薗、岡部
岡部雄輔はポーランド、福薗英貴はアメリカのホピ族がテーマだそうだ。

三木勘也についてどう思われただろうか?
ジョンガリアーノを彷彿させるような、過飾大作主義(造語)であるが、日本人離れした発想力に驚嘆する。
卒業後ガリアーノの元で働いたというのも、至極当然の成り行きだろう。
確かにこの時点ではウェアラブルではないが、この壮大なクリエーションを日常着に落とし込むとどうなるのか楽しみだった。
コスメティック・ラベルでは、あにはからんやおとなしめの服になってしまったようだが、あのクリエーションを持つ彼のことだ、期待させてもらう。
(こうなると岡部雄輔のデビューも心待ちにしたい)

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Comments

“コスメティック・ラベル(三木勘也)に期待” への6件のフィードバック

  1. potekuriのアバター
    potekuri

    まさか三木さんがデビューしてたとは・・・。
    3人のアントワープ卒業生の中で一番印象に残ってます。
    しかしなんで日本で話題になってなかったんでしょうね。

  2. >potekuri
    2005年1月の展示会で、日本メディアへのアピールが足らなかったのかもしれないね。
    半年流通して、少し評判が広がってこの2シーズン目の今回、ようやく取材が来たと。

  3. WEARABOUTSは熊谷氏が雑誌などでがんがん露出させましたからねぇ。

    KOSMETIQUE LABELはリンク先によるとUNISEXで着た人の個性を表現する服とのこと。
    「こりゃあクチュールか舞台衣装しかないなぁ」と思った卒業コレクションとはかなり違ってそうですね。

  4. いきなり失礼な質問すいません。
    みきかんやさんの在学中三年次のショーに使われていた曲とふくぞのさんの4年次に使われていた曲はなんていう名前の曲か知っていますか?
    知っていたら教えてください。

  5. >tesima
    すいません。そこまでは分かりかねます。
    各ブランドに問い合わせてみてはどうでしょう?

  6. Tummy Tuckのアバター
    Tummy Tuck

    That is a really smart idea.

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