2012-13aw、takizawa narumiの展示会。

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2012年3月20~31日まで開催されているtakizawa narumiの展示会へ行って参りました。
さっき写真の編集をしていて気がついたのですがお店入口の写真を撮影し忘れていた!
白くて素敵だったのに・・・残念です。
次回の課題にしたいと思います。

さて、今シーズンも格好良くて質の高い洋服が勢ぞろいです。

フェイクファーのコート。
着るととてもモッコモコ。着膨れどころではありません。
ここまで膨れると「膨れているから実は痩せているんだろう」と思わせるくらい、笑。

袖はレザー。本開きになっていてボタンが3つ付いています。

このフェイクファー、作りがすごくよくって、折り曲げても土台が見えないとのことでした。
思いっきり折り曲げましたが、本当、土台が全然見えない!
フェイクファーの生地の良さを手っ取り早く見るには折り曲げるのが良いかもしれません。
フェイクファーの質はカツラの質に繋がるところがありそうですね。(すみません)

お次はジャケット。
こちらはいくつか違う生地で作っていましたが、着ると本当にラインが綺麗。

袖は下の方についていて、袖の裏側の生地がグレーになっていました。
一応、袖を通さずとも着れる仕様になっています。

滝沢さんのお母様手編みのセーター。
毎年takizawaさんの展示会に併せて作ってくださるそうです。

ふんわりしてやわらか~い。
お母さんの手作りだなんて癒されますね。
ちなみにお母さま、「5着でも注文が入ったらイヤだ」とおっしゃっているそうです、笑。

ウールのコート。おがみボタンになっています。
takizawa narumiのレディースの服を買いに来た男性は「左前かぁ・・」と言って買うのをためらうので、だったら!とメンズの服を作ったそうですが、「欲しいのはこういうのじゃない」となるそうです。
そして生まれたのが「レディースだけどメンズ前合わせ」。
女性は前合わせを気にする人はほぼいませんからね。
私も全く気になりません。

胸元は寒くならないようにボタンできちっと閉じることもできます。(写真はありませんが。)
着るととても暖かく、1つボタンでもなんのそのです。
着心地がいいので何回も試着させていただきました。

これまた美しいウールのコート。
しっとりした生地で、女性らしいです。

着てみると、肩のラインと胸の開き具合が絶妙でした。
ボタンのないジャケットも格好いいな~としみじみします。

うまく撮れませんでしたが、ベスト。
シルク100%のブランケットに挟まれるような形になっています。
すなわち、サイドの生地がありません。1枚のブランケットの首の部分だけくりぬいたようなイメージでしょうか。
裏表がないので、裏地の生地を前に持ってきてポケットを作っています。
首にかけているのは、ご自由にお使いください、の生地です。
いま写真を見ていて思ったのですが、この首の生地は、ポケットを作ったときの生地の残りなんじゃ・・と思いました。(本当のところは謎です。)

厚手のコートを着るとき、袖の部分にもボリュームのあるインナーを着るとモコモコになりすぎるし、部屋に入ると暑い。
そんなときにぱっと着脱できて、身頃は暖かい、という優秀アイテムです。

テーラードカラージャケット。
毎シーズン、少しずつ違っていますが、テーラードカラージャケットはtakizawa narumiの代表作ともいえるのではないでしょうか。
もちろん袖付けは手縫い。丈とウエストシェイプの関係でポケットはつけなかったそうです。
でもきちんと内側にはポケットが。
こういう気の利き方はありがたいですね。ポケットないと困りますもん。

このロングコートだったら欲しいのに~~と試着しながらブツブツ言っていると「作りますよ!」と滝沢さん。
マジですか!!と即決でお願いしました。
丈やらポケットやらボタンやらいろいろ注文した上に、「納期は早いと暑いから秋がいい」だなんて我侭放題でしたが、さて、どんな仕上がりになるか?楽しみです♪

袖も通しやすいようにきちんと裏地が付いています。
袖が動きやすいように別にグレーの布をつけています。

背後から見るとこんな感じ。
このグレーが、黒一色の強さを少し和らげていてくれます。

ニットのように見えますが、カットソー。
この生地が気に入って、カットソーを作りたかったんです、と滝沢さん。
胸のボタンは開きません。フェイクです。

その代わり・・袖は本切羽です。
暑くなると袖はめくったりするから、袖が開くと良いかもしれませんね。

テーラードなどのジャケットに合いそうなシャツ。

襟がファーの大きめコート。
表はコットンで軽く、裏地はウールで暖かいコートです。
表のコットンは、ベージュのコットンベルベットの上に黒い顔料が塗られている生地だそうです。

ボタンホールを作るために穴を開けたら、内側のベージュの色が出てきてしまったので、ボタンホールをマジックで縫ったそうです。
「古着屋での経験が役立ちました」と笑っていました。
話していたら、途中でuemulo munenoliの上榁さんが登場。
決してスリムとはいえない(失礼!)上榁さんもこのコートを試着していましたが、普通に着れるし似合っていました。
男性でも着れるし、女性でもざっくり着れますね~。

上榁さんと滝沢さんは仲良しだそうで、ちょこちょこ行き来があるそうです。
ちょうど先日展示会にお邪魔したばかりだったので、いろんなお話をさせていただいて楽しかったです。

オマケ。楽しく会話するおふたり。
いきなり激写したので、画像はちいさ~~くして載せておきます、笑。

ブログに書いておいてなんですが、
takizawa narumiの服は、写真と言葉で伝えるのが難しいので見つけたらぜひ着てみてください!
私も服は沢山持っていますが、ここまで着心地が良い服はそうそうないと思います。

【contemporary creation+】
3月24日~4月1日までは吉祥寺の「contemporary creation+」にて
TAKIZAWA NARUMI 2012Spring/Summer Itemを販売中だそうです。
通常もいくつかのアイテムの取扱いがあります。
http://ccplus.exblog.jp/

place:contemporary creation+
吉祥寺本町2-31-2#101
Tel/Fax:0422-20-8101
open=12:30〜21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/

また、4月3日からは恵比寿のショップで春夏の販売を再開されるようですし、
takizawa narumiの服は着て見ないと本当に分からないので、気になるかたは是非一度見に行ってみてください。
デザイナーご本人がいらっしゃることが多々ありますのでいろいろお話が聞けると思います。

takizawa narumi
Telephone No.———–03.5422.9364
Address——————-150-0013東京都渋谷区恵比寿2-4-2
Open hour—————-12:00 to 20:00 月曜定休
地図はこちら





オマケ2。
お土産にいただいた滝沢さんのお母さん手作りの編み物。
なんとタワシだそう。
勿体無くて使えない、笑。




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