‘読書’ カテゴリーのアーカイブ

『デリダ』

2008年8月6日 水曜日

現代思想・哲学を専門的に学んだことのない者にとって、デリダといえば、
「脱構築」「差延」などの専門用語は知っていても、その内容は意味不明であり、
とにかく難解であるという印象を持たれている方も多いことだろう。
『デリダ』

本書は、デリダについての”絵本”とでもいうべきユニークな内容で、
デリダの思想、著書および活動について、絵・画像とともに
解説されているという、なかなかに”画期的”な一冊である。

もちろん、対象がデリダということもあり、
単純明快に理解できるとまでは言えないものの、
個人的には、これまでに読んだデリダ関連の著作のなかでは
最も理解しやすく感じたし、哲学を専門的に学んだことのない人にとっては、
かなり読みやすくまとまっているといえるのではないだろうか。

特に、「脱構築」の文学、建築、政治などに対する”具体例”が解説されており、
「脱構築」という概念が極めて”あいまい”な本質をもつものであることが理解できるだけでも、一読の価値があるといえるだろう。

かのスティーヴン・ホーキング博士は、「哲学はもはや、文章の解釈のみにしか、その存在意義を見出せない存在である。」と語っていたが、
21世紀以降の哲学がこのまま「学問」として存在しうるのか、
あるいは、過去の「歴史」となってしまうのか。
そしてまた、権威とは何か、現在の知識人とは何かといった視点からも、
ぜひ一読をおすすめしたい著作である。

塩野七生 『ローマ人の物語』

2007年9月22日 土曜日

かつて、ヨーロッパや小アジア、中近東、北アフリカおよび
地中海一帯を支配した偉大なる国家、ローマ帝国。
『ローマ人の物語 文庫本第一巻』       『ローマ人の物語 最終巻』

(続きを読む…)

『生物と無生物のあいだ』

2007年9月19日 水曜日

生物とは何か、との科学的な問いに対しては、
「自己複製を行うもの」、というのが現在の通説的な答えである。
『生物と無生物のあいだ』

(続きを読む…)

『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』

2007年9月10日 月曜日

銀座・原宿・六本木といえば、今や最先端の文化・ファッションの街であるが、
実はこれらの街が、戦後、占領アメリカ軍の基地・施設であったという事実を
ご存知だったろうか。
『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』

(続きを読む…)

『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』

2007年9月8日 土曜日

中東・ドバイにある超高級ホテル「バージ・アル・アラブ(ブルジュ・アル・アラブ)」
の外観および内装は、まさにアラビアンナイトの世界を表現したかのようであるが、
実はこのホテル、設計は欧米人、施工も欧米系の会社によるものなのである。
『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』

(続きを読む…)

『女ことばはどこへ消えたか?』

2007年9月6日 木曜日

いわゆる「女ことば」は、現在ではむしろ「ニューハーフことば」と
紹介されたほうがわかりやすい‥‥と聞いて、納得する人も多いことだろう。
『女ことばはどこへ消えたか?』

(続きを読む…)

山内昌之 『歴史学の名著30』

2007年9月4日 火曜日

歴史学的な名著・古典については、著作名や著者名を知っていても、
実際にはほとんど読んだことがない、という方も多いのではないだろうか。
『歴史学の名著30』

(続きを読む…)

『ネット広告がテレビCMを超える日』

2007年9月2日 日曜日

近頃、ネット広告が増えてきていることは多くの人の実感だろうが、
それでも広告費でいえば、テレビCMには遠く及んでいないというのが現状である。
『ネット広告がテレビCMを超える日』

(続きを読む…)

ビル・エモット 『日はまた昇る』

2006年8月24日 木曜日

長かった不況を、やっと脱した日本経済。
ビル・エモット 『日はまた昇る』

(続きを読む…)

クラウゼヴィッツ 『戦争論』

2006年8月20日 日曜日

戦争理論について書かれた書物といえば、
孫子』、あるいはマキアヴェリの『君主論』などが有名だが、
それらと並ぶ、クラウゼヴィッツの『戦争論』をご存知だろうか。
クラウゼヴィッツ 『戦争論』

(続きを読む…)